- Q1 : お宮参り初着の値段の差はどこにあるのでしょうか?
- Q2: レンタルはやってないのですか?
- Q3: 商品の参考上代価格は表示されていないのですか
- Q4: 印刷された商品カタログはないのでしょうか
- Q5: 男児お宮参り初着の前面からの画像が見たいのですが
- Q6: お宮参り初着はどのような状態で送られてくるのでしょうか
- Q7: 注文してから何日で届きますか?
- Q8: 一度送ってもらったものを、他の初着と交換または返品することはできますか?
- Q9: 直接お店に行って、実物を見て購入することはできますか?
- Q10: 初着の下には何を着せたらいいのですか?
- Q11: 男物のお宮参り初着には必ず紋を入れるものですか?
- Q12: それぞれの着物のサイズを教えて下さい。
- Q13: 夏にはやっぱり絽の初着を準備するものなのでしょうか?
- Q14: お宮参りの後の保管の仕方を教えて下さい。
- Q15: 初着は七五三にも使えるのですか?
Q1 : お宮参り初着の値段の差はどこにあるのでしょうか?
着物の価格に影響するものとして「染め」「後加工」「生地」の三つの要素があります。
「染め」は大きく分けて型友禅、手描友禅、の2タイプがあります。それぞれにさらに様々な染め技法がありますが、手描友禅は全体に柔らかい雰囲気に仕上がります。
一般的に手描友禅の方が型友禅より高くつきます。また手描友禅の方が生産ロットが小さくなります。
また絞り染めによって染め上げる技法もあります
「後加工」には刺繍、金彩等があります。着物に華やかさを添えます。加工が多いほど重厚なほどコストがかかります。
生産者からの立場でいうと、作業工程が多く手間のかかっているものほどコストがかかる、よって価格が高くなるということになります。しかしお客様からすれば手間がかかっているから良いというものではないはずです。どうぞお客様の感性にあった一枚をお求め下さいませ。
「生地」に関しては、正直に申し上げて、やはりコストがかかり値段が高いものほど良いものです。値段が高いものはそれだけ良い生糸を用いています。高級なものほど織りの組織が重厚に、緻密になります。染めの発色に深みが出ます。特に染め際(きわ)が美しいです。しわにもなりにくいです。
京の初着屋は「安かろう悪かろう」の商品は扱っておりません。「染め」「後加工」「生地」すべてにおいて一定水準以上のものです。
どうぞ安心してお買い物をお楽しみ下さいませ。
お客様のとっておきの一枚がきっと見つかります!
Q2 : レンタルはやってないのですか?
レンタルはやっておりません。販売のみです。
やっと生まれてきてくれた大切な赤ちゃんに、誰が使ったか分からないようなレンタル品は相応しくないと考えます。
シルクを使った本格的なお宮参り初着を2~3万円台からのお値打ち価格でご提供しているつもりでおります。レンタルと較べても決して割高だとは思いません。
事前に用意し、部屋に掛け、初着にこめた赤ちゃんへの願いに思いを巡らして下さい。
予約してあるレンタル品と違い、赤ちゃん、お母さんの体調、その日の天候を考慮してお宮参りの日を選ぶことができます。ゆったりお宮参りいただいた後も陰干しも兼ね部屋に飾ってあげて下さいませ。
そして3年後には七五三のお着物として再度お使い下さい。3年間のこの成長を感謝し、今度は袖を通して初着を使っていただくと、親御さんの喜びもひとしおかと思います。
京の初着屋では、七五三にお使いいただくための初着の身上げ加工を承っております。着物に合わせて使う被布コートや男児用羽織等も、単品で多数用意しております。七五三の折には合わせてご検討下さいませ。
家族いっしょに神社へ「祝い着」をまといお参りをする。
日本の歴史・伝統・文化を大切にし、『家族の絆』を再確認する。
京の初着屋はその小さなお手伝いをしたいと願っております。
レンタルは不適だと記しましたが、新品でなければいけないとは申しません(昔はそう言ったこともあるようですが)。兄弟姉妹、親族のお子様への使い回しもよろしいと思います。お母さん・お父さんが赤ちゃんの時にお参りした衣装を世代を超えて使われることもたいへん素晴らしいと思います。
それぞれの家族の形で祝ってあげて下さいませ!
Q3 : 商品の参考上代価格は表示されていないのですか
私はいつどこでこの価格で売っているのか非常に怪しい「参考上代価格」は嫌いです。
自分の売値を安く見せるため、アイキャッチャーのための価格にすぎないように思います。
京の初着屋ではどこに出しても恥ずかしくない商品を自信の価格で提供いたしております。
素材、加工方法等も出来るだけ詳しく説明しております。世間で最もウィンドーショッピングしやすいこのネットの世界とそしてリアルの他店舗とあわせ充分にご研究下さいませ。必ずや弊社商品の真価が分かっていただけると思います。
また弊社ではお客様に分かりやすいオール・イン・ワンの価格体系です。
例えばお宮参り初着の場合、初着本体価格にて帽子セットをサービスいたしております。また使用時にお着物がずり落ちないようにするため衿に付けヒモが縫いつけてあります。送料無料、代引手数料も無料です。
さらに男児ですと紋入れ加工代も含みます。
これで赤ちゃんの装いに関して必要な物は一通りすべて揃っていると思います。
Q4 : 印刷された商品カタログはないのでしょうか
商品カタログは用意しておりません。
理由は二つあります。ひとつはコストの問題です。印刷物はネット上での画像閲覧と比較にならないぐらいコストがかかります。弊社ではカタログのような余分なコストを切り詰め、お客様にその分商品を安くご提供いたしております。
また弊社の取扱商品はその商品特性上、多品種少量生産です。高級手描友禅の着物等、製作点数わずか数点というものもあります。印刷物ではすぐ掲載商品が陳腐化してしまいます。
以上どうぞよろしくご理解下さいませ。
Q5 : 男児お宮参り初着の前面からの画像が見たいのですが
メール等いただきましたら画像をお送りいたします。お気軽にお申し付け下さい。
しかし実際のところこの画像をご覧になられても、食指が動くといった初着はないかと思います。男児お宮参り初着は前面の柄を重視しておりませんし、これには理由があります。
まず赤ちゃんのお宮参りの衣裳としては、赤ちゃんを抱っこしたお祖母様の上から掛けて用いますので、背中の柄は目立ちますが、前面部分はあまり関係ありません。
また男児五才の七五三に初着を着物として用いる場合には、着物の上から羽織を着て、さらに袴を付けますので、着物の柄はほとんど見えなくなります。
(羽織と着物がセットになった男児七五三アンサンブルは着物については無地のものがほとんどだと思います)
よって男児初着については背中の柄は大変重要ですが、前面の柄は注目される場面がなく、重視されていません。
ちなみに女児の場合は初着を三才七五三の着物として用いる場合、結び帯または被布コートスタイルのどちらにしても着物がよく見えますので、お宮参りの掛け着としての背中の柄と同様、前面からの柄も重視されますし、七五三に使用した際のイメージを思い浮かべてお買い求めいただく必要があります。
当然ながら、弊社のすべての女児お宮参り初着は前面からの画像を掲載しております。
Q6 : お宮参り初着はどのような状態で送られてくるのでしょうか
ご注文の初着は紙製の化粧箱にお入れし、破損・水濡れが起こらないようにしっかり梱包材を巻き、段ボール箱に入れてお送りいたします。(詳しくはこちらへ)
またご希望により「のし」を付けすることができます。
その他ご希望がありましたら、ご相談下さいませ。
Q7 : 注文してから何日で届きますか?
受注より2営業日以内に発送し,原則として翌日着です。(紋入れ等加工が必要なものは5営業日以内になります。)納品の日時・時間指定ができますので、ご相談下さい。
弊社はほとんどすべての取扱商品を自社倉庫にて保管しております。迅速対応が自慢です。
お宮参りの日取りが迫っておられる方、ご相談下さい。最善を尽くします。
Q8 : 一度送ってもらったものを、他の初着と交換または返品することはできますか?
未使用のものなら7日以内に限り交換および返品できます。ただし紋入れ加工済みの商品(男物初着等)は不可です。
返送料はお客様ご負担になります。返送する前にご連絡をお願いします。
Q9 : 直接お店に行って、実物を見て購入することはできますか?
できます。
発送等で慌ただしくしておりますので、事前にご連絡いただけるとありがたいです。
有人営業は平日9:30より18:00までです。
基本的に土、日、祝日は休業です。しかしお客様のご都合に合わせ、休店日でも出来る限り対応します。前もってご相談下さい。
どうぞお気軽にご来店下さいませ。(京の初着屋 地図)
Q10 : 初着の下には何を着せたらいいのですか?
赤ちゃんに実際に着せる着物「でんちセット」をご用意しています。
しかし最近ではベビードレスを着ることが多いようです。
Q11 : 男物のお宮参り初着には必ず紋を入れるものですか?
一般的に両胸2ヶ所、背中1ヶ所、裏側両袖2ヶ所に紋を入れる「五つ紋」で父方の家紋を入れます。(詳しくはこちら)
男児のお宮参り初着に父方の家紋か又は母方(実家・在所元)の家紋かどちらの紋を入れるのかは諸説あります。 京の初着屋では将来当主になられる男児が母方とはいえ他家の家紋を身につけるのは不都合だと考えます。
男児には、父方の家紋、すなわち御当主の家紋を入れることをおすすめしています。
ちなみに七五三の男児羽織は父方の家紋を入れます。五月人形の両脇に掲げる提灯に入れる家紋は父方の紋がほとんどだそうです。 しかし四国地方に多い出産祝いの大漁旗は、旗を贈る母方の家紋を入れると聞きます。
また簡単に母方の家紋といいますが、結婚した嫁入り先の家紋を使う地方と、代々女方に伝わる家紋を用いる地方(例えば尾張地方) があるようです。
京の初着屋ではこの五つ紋を上絵紋又は摺込み紋(刷り紋)で紋入れいたします。通常白色でお入れします。
レンタル着物によくある貼り紋は用意していません。
また、たまに時間の都合や着回しの関係で紋を入れずに納品するケースがありますが、別に不都合はないと思います。
女児お宮参り初着は通常家紋は入れません。入れる場合には背中に1ヶ所入れる「一つ紋」をお薦めしています。母方の家紋を入れることが多いです。一般的には摺込み紋ですが縫紋(刺繍紋)もおしゃれです。
Q12 : それぞれの着物のサイズを教えて下さい。
サイズは下記の通りです。でんちセットは2~3才ぐらいまで着用できます。
身丈 | 裄丈 | |
お宮参り初着 | 98 | 46 |
でんちセット | 76 | 40 |
3才被布コート | 48 | 15 |
5才男児羽織 | 65 | 56 |
5才男児着物 | 100 | 56 |
7才女児着物 | 127 | 58 |
Q13 : 夏にはやっぱり絽の初着を準備するものなのでしょうか?
着物の世界では、盛夏の7、8月には絽などの夏用の素材を用いた装いをします。
専門店として京の初着屋では絽のお宮参り初着も豊富に取りそろえております。
絽は搦み織(からみおり)の一種で夏に欠かせない織物です。
通常の織物では経(たて)糸が緯(ぬき)糸に直交することが原則ですが、経糸が他の経糸と互いにからみあい、織物表面に透けた空隙を生じさせます。
もちろん涼しく、季節を感じさせる贅沢な装いになります。
その反面この季節しか使えませんので、兄弟姉妹で着回しをしたり、七五三の着物に転用することが難しくなります。
弊社の受注状況からしますと、真夏でも絽の初着でお宮参りされる方は2割弱ではないかと思います。成人の着物ほどルールに縛られていないようです。
残り8割強の方は「合わせ」でされておられます。祝い着で「単衣(ひとえ)」を作っているメーカーはないと思います。
Q14 : お宮参りの後の保管の仕方を教えて下さい。
着物の大敵は虫食いとカビです。
ブラシをかけてほこりを払い、充分に風を通して湿気を取っておいて下さい。
シミ、汚れがあるときは信用のおける業者ででクリーニングをし、着物用の防虫剤を入れて保管しておきましょう。
着物に用いる金銀箔は硫黄分を含んだものと一緒にすると変色します。ナフタリン、金属品、ゴム製品等と一緒にしないで下さい。
出来ることなら、年に一度陰干しをしましょう。
Q15 : 初着は七五三にも使えるのですか?
女児の初着は三才の七五三の着物として再度ご利用いただけます。一度だけではもったいない。ぜひ七五三でもお使い下さいませ。(7才での着用はサイズ的に無理です。)
京の初着屋では三才七五三用の結び帯や被布コートも扱っております。
それらと合わせて、かわいく決めてあげて下さい。
男児七五三においても、弊社では初着を着物としてお使いいただくことをお薦めしています。
男児は羽織袴姿が正装となりますので、それらを別途ご用意くださいませ。
もちろん弊社でも取り扱っております。
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