皆さま「十三参り」をご存じでしょうか?
十三参りとは数えで13才になった少年少女が元服を迎えたことを感謝し、厄難を払い、智恵が授かるようにと、虚空蔵菩薩に御祈願する行事です。関西では七五三に劣らず盛んです。
僭越ですが私の娘です。
中学校入学式前に慌ただしくお参りしてまいりました。着物は本裁ちの着物です。白色地の小紋です。
京都では法輪寺が十三参りに人気があります。嵐山の中腹に境内があり眼下に嵯峨野、嵐山が一望できます。(背景に写っているのは渡月橋です)
法輪寺では自分の好きな漢字一文字を墨書きしてお納めし、祈祷していただきます。
お参りを終えたら家路につくわけですが、ここで一つお約束があります。いただいた智恵を落とさないように、大堰川にかかる渡月橋を渡りきるまでは法輪寺の方向を振り返ってはならないのです。
わが娘も緊張しながらも後ろを振り向かず、いただいたものを失わず、何とか帰ってくることが出来ました(^^)v
(背景の山の中腹に写っている大屋根と塔が法輪寺です)
ある家族のささやかな春の一日でした♪