ヨーロッパでは若者の失業者が大変多く社会問題になっています。スペインの20歳代の若者の失業率はなんと50%を超えているそうです。そりゃ深刻ですよね。
日本も人のこといってる場合じゃありません。じわじわと若年層の失業率が上がってきています。また就職できても短期で離職するケースも多いようです。
TPPに日本が参加しようが否かにかかわらず、技術の進歩により確実に世の中はグローバルになっていきます。知識、情報、コンテンツは瞬時に世界中を駆けめぐります。お金や人の移動はさらに手軽になります。街角のマクドで中国人アルバイトからビックマックを受け取り、腰掛けたテーブルの隣では女の子2人組が何やら韓国語で話をしている、っていう情景がすでに日常になっています。
そのような世の中で、ますます高度化するコンピューター&機械と競わなければならないお仕事。IT化の進展で世界中の優秀な人材とグローバルに競争していかなければならないお仕事。賃金の安い中国人、東南アジア人、インド人等とコスト競争しなければならないお仕事。いずれも大変です。
「日本語でのコミュニケーションが重視されるお仕事」-これしかないと思います。
高度なところでは医者や弁護士さらに政治家、官僚。物事を調整して形を作っていく起業家、経営者、マネージャー、プロデューサー、コーディネーター。側面からプロジェクトを支援するコンサルタント、アドバイザー。教育、医療、福祉、報道のお仕事。お客様の希望に合わせ「これだっ!」ってものをお勧めするカリスマ店員や美容師も立派なコミュニケーションのお仕事です。変わったところでは俳優やタレント、お笑い芸人そしてホステス&ホストなどもこれだと思います。
日本人であるお客様に相手の立場に立ってコミュニケーションすることにより満足を得ていただくお仕事。これからはこのようなお仕事がますます重視される時代になるのではないでしょうか。私のお仕事もまさにこの種のものだと思っております。