「今年はもうちょっとサイト上でも自分の好きなことをするぞ!」との年初の思いで、ブログに「絆について」というカテゴリーを作りました。その割には行動が遅く2月21日と3月8日にやっと投稿することができました。
そして3月11日です。その日以来書けなくなってしまいました。しかしいつまでも立ち止まって天を見上げているだけではいけない。4ヶ月目の今日からまた絆ブログを始めたいと思います。
大震災の後あらためて「絆の大切さ」が強調されるようになりました。当然だと思います。人が人として生きていくには人との絆が必要です。特に極限状態においては。
絆は家族、友人、地域、組織、国、同盟国、人類としての互いの一体感により生み出されます。決して制度として決まっているからとか、お金のためではありません。
そうでなければ自分の命を危険に晒して、家族、友人、隣人、同僚、そしてたまたま居合わせた見知らぬ人を助けることはできません。
今回多くの方が我が身を顧みず、極限状態にあって目の前の人を助けようとして、お亡くなりになったかと思います。深く敬意を表しおくやみ申し上げます。
「津波でんでんこ」という言葉があるそうです。そんなことは分かっちゃいるけど、しかし目の前の人を助けぬ訳にはいかぬ。そう言う気持ちだったのかと推測いたします。
またその気持ちをもっていたにもかかわらず、極限状況になすすべなく、目の前で人が亡くなり、気がつけば自分は生きていた。このようなケースもあったかと思います。
これはこれで誠に気の毒に思います。重ねておくやみ申し上げます。私は運命に生かされた。亡くなった方の分も生きる。どうぞそう思って生き抜いてくださいませ。これからの人生に幸多きことをお祈りいたしております。(裕)