へそまがり京都案内のバックナンバー「祇園祭 特別号」
今回は【京の初着屋ニュース】特別号ということで、HTMLメールでお届けしております。
邪魔になったらごめんなさいです。
さて、皆様もニュースでご覧になられたかと思いますが、今京都の町は祇園祭の最中です。7月17日には山鉾巡行が行われました。
今回、特別号ということで、この山鉾の組立を追ってみました。昔ながらの伝統の技と町衆の心意気が生きております。ぜひご覧下さいませ。
京都市内の日常の風景です。
趣のある町屋もありますが、どこにでもある殺風景なビルも建ってます。
道路に開いている御影石造りの穴に注目
さて、こんな日常の風景に突如として、非日常的なオブジェが出現します。
これが祇園祭の花形、山鉾です。市内に全部で29基立ちます。
組立には釘等の金具は用いず、荒縄で縛って組み立てていきます。
伝統の技が今に息づいています。
これは新町という通りですが、空に注目!!
電線が道の上を横切っていません。
山鉾が巡航するとき邪魔になるからです。
なにしろ祇園祭は西暦869年に始まったといいますから、電線より大先輩なのです。 当然、電線の方が遠慮します。
いよいよ私、高柳のお薦め「鉾立て」です。
てこの原理を応用し、縄で鉾を引っ張り上げます。
この道路の御影石造りの穴が縄を引く起点となります。
(前回のメルマガで、縄をみんなで引っ張ると書きましたが、私の思いこみでした。 縄はジャッキで引っ張ります。訂正いたします。失礼しました。(^-^; )
さて、いよいよ縄を引っ張ります。
上がってきました!!
無事立ち上がりました。
車輪を付け、床を張り、飾り付けをして完成です。
この緞帳等の装飾品が重要文化財揃いのすばらしいものです。
今回は新町通の四条を上がった所にある「放下鉾」を見学させてもらいました。
今回、見学させていただいた「放下鉾」の「ちまき」を抽選で1名様にプレゼント させていただきます。(プレゼントは終了いたしました)
「ちまき」とは祇園祭に付き物の縁起物です。京都人はこれを玄関に飾り、一年間の 無病息災を祈ります。ちなみに中にお餅は入っていません(^^ゞ