へそまがり京都案内のバックナンバー「太秦を歩く」
皆様 GWはどう過ごされましたか?
私は京の町のそぞろ歩きを愉しんできました。
京都市街の西側、太秦(うずまさ)を訪ねました。
このあたりを京都では右京といいます。御所から見て右側にあたるからです。
右京には嵐電というちんちん電車が嵐山まで走っています。
レトロな味わいが魅力です。
最初に訪れたところは「蚕(かいこ)の社」です。
鳥居に注目
三方正面の鳥居です。
中央からは清水が湧き出ています。
古代、渡来人の秦氏の建立によるものといわれています。
次に広隆寺に
推古11年(603)、秦河勝が聖徳太子より与えられた仏像を
本尊として建立した寺です。
そして広隆寺といえば国宝第一号「弥勒菩薩半跏像」です。
その昔、京大の学生が思わず抱きつこうとして、像の指を折ってしまった
という事件が起こったのも納得させられる美しさです。
そして最後に蛇塚古墳を訪ねました。
周りは住宅に囲まれていますが、飛鳥村の石舞台古墳に
勝るとも劣らない規模です。
秦氏の墓といわれています。
京都といえば平安京というイメージですが、このように
京都は古代のロマンも満ちあふれています。
機会があればぜひお訪ねください。