へそまがり京都案内のバックナンバー「義経・弁慶 対決の地」
今週の京都は、雪が舞う日があったかと思えば、後半はポカポカ陽気という、寒暖入れ替わり激しい週となりました。
京の初着屋の事務所は五条大橋の近所にあります。
沈丁花の香りに誘われて、大橋まで散歩してみました。
五条大橋といえば、義経VS弁慶の地。橋のたもとにはモニュメントもあります。
現代の五条大橋は京の大動脈・国道一号線、こんな所で対決していては車にひき殺されそうです。
ところがこの通りが「五条通り」になったのは太閤秀吉の時代だとか。
もとの五条大橋はここから300mほど北にあったそうです。
ちょうどこの松原橋あたりでしょうか。
ここでなら義経だったら欄干をジャンプできそうです。
そう思うと擬宝珠もなにやら由緒ありそうです。
もっとも、タッキー義経とマツケン弁慶の場面は桜吹雪が散りすぎのように思いますが、、、
これで義経弁慶の件は一件落着かと思いましたら、なんと二人が出会った本当の地は別にあるようなのです。
京の初着屋事務所徒歩3分、「義経記」によれば、西洞院松原にある松原天神、この地がそうだというのです。
西洞院通りはその昔、西洞院川だったそうです。
今はマンションに囲まれたこの天神さんも、昔は広大な天神の森に鎮座していたそうです。
そうでしたか、ここですか。
いつも神社の前を通っていますが全然知りませんでした。