へそまがり京都案内のバックナンバー「初夏の京都 東華菜館」
京都というと神社仏閣のイメージがありますが、
近代建築にも秀作がたくさんあります。
京都人なら誰もが知ってる四条大橋の西詰に佇む塔屋のある洋館。
東華菜館という中華料理屋さんです。
今日は奮発してご馳走を食べてきました!!
京のランドマーク 東華菜館。
竣工は大正15年、設計はW.M.ヴォーリズです。
フォサードにはテラコッタ使いの装飾が過剰なほど施されています。
レリーフに山羊、蛸、貝、魚。
さすが料理屋、食欲が増してきそうです。
中にはいると更にビックリ!
ホールの右手には、大正15年から現役で動き続けるオーチス社製の
半手動エレベーター。
白衣の案内係が手動で蛇腹の扉を閉め、4階まで案内してくれます。
食堂は梁が露出した天井に床はフローリング。アンチークな雰囲気です。
料理は本格派北京料理です。
なかなかこんなところで昼食なんて食べられません。
味わって、味わって、いただきました。
ふと窓の外に目をやると、
川向こうには、歌舞伎の殿堂「南座」、
更に奥には東山。
6月というのに風はまだ涼やかです。
こんな京都にぜひ遊びにお越し下さいませ。