へそまがり京都案内のバックナンバー「祇園祭「屏風祭」編」
毎年、このメルマガにて山鉾の組み立て、その内部、そして巡行と様々な角度から祇園祭を取り上げてきましたが、
今年は山鉾には目もくれず趣向を変えて祭に迫ってみたいと思います。
京都では祇園祭のことを別名「屏風祭」と言います。
観光客が民家の中を覗きこんでいますね。
いったい何をしてるか分かりますか?
観光客の視線を追って近づいてみると、、、
開け放たれた窓の向こうの室内には、 屏風と几帳、そして活け花が整然と飾られています。
これを「屏風祭」といいます。
鉾町の住民は祇園祭に合わせて表の間に家宝を飾ります。 そして町行くギャラリーにそれらの品々を鑑賞してもらうのです。
こちらの商家では立派な鉾の模型が飾られていますね。
みなさん趣向を凝らしておられます。
こちらは鎧兜です。
ちなみにここは「松坂屋 京都支店」様です。
えっ 松坂屋が京都にあるのか? ですって、
ここは販売と言うよりも呉服等の仕入れのための支店なのです。
さすが発祥が呉服屋の百貨店ですね。
祇園祭期間中、町行く人はこんな調子で山鉾だけでなく、 洛中の美術館巡りをすることができるのです。
さあ あなたも京都の美術館巡りに飛び出しましょう!